『フィッシュ!』という本から学んだこと 態度を選ぶという考え方

『態度を選ぶ』ということ

こんにちは、
『愛されマナー学』講師の平川直央子です。

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【マナー講師 平川直央子】

今回は私が感銘を受けた、お気に入りの本をご紹介したいと思います。

本のタイトルはFish!(フィッシュ!)

といっても、お魚のお話しではありません。(笑)

ストーリーはいたってシンプルで
シングルマザーであるメアリー・ジェーンという女性が、大手の金融機関のマネジャーに抜擢され、周りから”ごみ溜め”と呼ばれるほどやる気のないスタッフが集まった自分の部署を、改善しようと奮闘する物語です。

改善のためのヒントを、なんと魚市場から得るというあらすじ……

ここに登場するパイク・プレイスの魚市場は、なんでもアメリカのシアトルに実在するらしく、活気に満ちた楽しげなその雰囲気は世界的にも有名だそうですよ。

この本の中で示された四つの考え方が、職場や生活の新たな可能性を教えてくれています。

四つの考え方とは……

(1)仕事を楽しむ。
(2)お客様を楽しませる。
(3)お客様に向き合う。
(4)自分で態度を選ぶ。

この中でも特に私が共感できたのが四番目の『態度を選ぶ』という考え方……。

嫌なことがある、物事が自分の思うように進まなかったりすると、ついつい何かにそのイライラをぶつけてしまう人は多いかもしれません。

ひどくなると自分以外の誰かに辛く当たってみたりとか、生活や仕事において、逆に周りの人達に嫌な思いをさせてしまうことになるかもしれませんね。

私自身も今までに思い当たることは数多くあります。

「不機嫌な態度をもちこんで、憂うつな一日をすごすこともできる。
ふてくされてやってきて、仲間やお客様にいやな思いをさせることもできる。
あるいは明るいほがらかな顔であらわれて、一日を楽しくすごすこともできる。
どんな一日を送るかは、自分で選べるんだ。」

上記は文中の文章を引用しましたが、

その日の仕事や予定が、不本意であろうと楽しいものであろうと、あるいは気分が優れていようが悪かろうが、大抵の場合その仕事を選ぶことはできません。

不本意だから、嫌なことがあったからと、一日中仏頂面でつまらなそうな態度をとる……
この態度は、誰が決めたものでもなく、まさにその本人がそういった態度をとることを選んでいるのですね。

仕事は選べないかもしれませんが、態度は本人が選べる。

同じことをするにしても、その態度の選び方で周りに与える影響も、仕事の楽しさも、効率までもが変わってくると思いませんか。

人間は感情の動物ですから、その感情に行動が左右されることは当然あると思います。

でも、『態度は自分で選べるんだ』と日々意識することで、物事の新たな可能性に繋がることは多いかもしれません。

何よりも
仏頂面で嫌々仕事をしている人より、楽しく笑顔でハツラツとやっている人の方がはるかにカッコイイですよね。

『態度を選ぶ』

     これはマナーにも通ずること……

私自身も常に意識して行動していこうと思います。

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