部下や後輩と接するときのマナーと指導教育について考える

部下や後輩と接するときのポイントは
『聞き上手』『誉め上手』『叱り上手』

こんにちは

『愛されマナー学』講師の平川直央子です

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【マナー講師 平川直央子】

職場での

気心の知れた同僚との関係を

良好に保つためのポイントについて

前回記事でお話ししましたが

(前回記事はこちら♥

部下や後輩がいる場合

その人たちとの接し方や

指導の仕方もとても大切です

部下や後輩から一目置かれ

また尊敬されるような存在になれば

仕事だけでなく人生そのものに対しても

遣り甲斐 生き甲斐の

大きなモチベーションになります

仕事においても

またビジネスマナーにおいても

率先垂範した上で

優しく丁寧に

要所要所で厳しく指導できる人は

部下から見ても素敵ですし

その事が 業績も含めて

職場環境そのものを

好転させる土壌にもなってきます

部下や後輩との接し方のポイントとは

聞き上手

部下の言い分に

真摯な態度で耳を傾ける

まずはこのことが

信頼関係を構築する上で

一番重要なことだと思います
 

いつも話を遮って

『そんなことはどうでもいいから

言われた通りにやりなさい!』

このように言われると

たとえそれが正論でも 反感を招き

一旦その感情が芽生えると

信頼関係を修復するのは難しくなってしまいます

忙しくイライラしていると

先のような状況になりがちですが

まずは聞くという姿勢を示すことで

受け止める包容力を持ちたいものです

そのことが部下からの信頼を得る

また接するときの

マナーの入り口であると思うのです

誉め上手

一日に最低一回以上

部下の良いところを

えこひいきなく誉めることをお勧めします

注)誉めるのはあくまでも仕事に関することで
容姿やプライベートなことではありません

特に人前で誉められれば

その人のモチベーションは当然に高まります

加えて周りの雰囲気も良くなります

また誉めるという行為は

その人のことをしっかりと見ていなければ

できないことです

上司が部下の仕事内容や勤務態度に無関心では

到底良好なコミュニケーションは

図れません

しっかりと部下を見て

良いところはしっかりと

人前で誉める

大事なことです

叱り上手

叱る時は

けっして人前で叱らないことです

褒める時は人前で

叱る時は人のいないところで

これは鉄則です

誰しも人前で恥はかきたくありませんものね

感情的にならずに

他人との比較も良くありません

叱る行為は

その人の次の良い仕事へのステップです

愛情をもって育てるということを

意識して叱りましょう

叱った後

改善が見られたら誉めてくださいね

いずれにしても

つねに相手を尊重する心をもって

接することが大切だと思います

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知っておられるかたも多いと思いますが

人を教え育てるときの参考となるもので

かの有名な『山本五十六』連合艦隊指令長官の

名言を紹介します

やってみせ

言って聞かせて

させてみて

誉めてやらねば

人は動かじ

まずは自分が率先垂範して手本を示す

示した内容をしっかりと説明し

理解したかどうかを確認して

実際にさせてみる

そしてそのプロセスや結果について

良いところは

しっかりと誉めてあげる

そうすることによって

そのことを自分のものとし

人は成長していく

というような意味ですね

部下や後輩を持てば

当然に仕事を教える機会も増えるでしょう

その場合も

お互いの信頼関係がとても大切だと思います

一方的に言い聞かせて

無理やりやらせたとしても

やることの意味がわかっていなかったり

単に言われたことをやるだけでは

身になっていないことが多々あるでしょう

部下を持つということは

その人への指導や教育の責任をも持つということ

そしてそれは

けっして軽いことではないと

私は思うのです

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マナーはうわべだけでなく
その本質を学んでいただかなければ
意味がありません

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『割れた窓理論』 日常の何気ない綻びの放置がやがて大きな綻びとなるかも……

『割れた窓理論』でマナー教育の大切さを知りましょう

こんにちは

『愛されマナー学』講師の平川直央子です

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【マナー講師 平川直央子】

あなたは

『割れた窓理論』

というのをご存じでしょうか

1980~90年代のニューヨークでのお話

この頃のニューヨークはとても治安が悪く

年間に60万件以上の犯罪が起きていたそうです

まさに アメリカ一の犯罪都市

中でも地下鉄は犯罪の巣窟で

恐喝 強盗 レイプ 殺人など

起こらない日はないくらいの荒廃ぶりでした

そのことに

頭を悩ませていた当時のニューヨーク市長は

犯罪学者ジョージ・ケリング教授の指導を受け

ある解決策を提示したそうです

その内容は

「地下鉄の落書きをすべて消す」

これを聞いた交通局担当者は

「落書きを消す?」

市長のやろうとしていることは

今まさに氷山にぶつかって沈没しそうな船の

甲板を掃除する……

というくらい馬鹿げた意味のないことだ!

それよりも、重犯罪の取り締まりを

強化するべきではないのか!

と半ば呆れた状態だったそうです

それでも徹底して落書きを消すことに終始し

すべての地下鉄の落書きを消し終わった5年後

犯罪が目に見えて減少し始めたそうです

『割れた窓理論』とは?

先述した犯罪学者ケリング教授が行った実験は

次のようなものでした

わざと車を放置してみます

⇒1週間は何も起こりません

次に窓ガラスを割って放置してみました

⇒直後に中の部品などが盗まれ始めます

最後にはすべての窓ガラスが割られ

そして車は破壊 されてしまったそうです

何も起こらなかった1週間と

破壊への道を歩き始めた1週間

その違いは

窓ガラスを1つ割っただけなのです

これが『割れた窓理論』です

市長が行ったのは

落書きという小さな犯罪を

徹底して無くすことで

やがて大きな犯罪をも減少させていく

逆に言えば小さな犯罪を放置しておけば

やがては大きな犯罪がはびこるもととなる

という理論に基づいた策であった

ということなんですね

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私たちの日常においても

当てはまることが多々あります

例えばお部屋の片付けやお掃除

あとで片付ければいいと

その場に脱ぎ捨てたシャツや靴下

テーブルの上に放置された

スーパーの買い物袋やレシート

ほかにも食べ終わった食器やグラスなどを

洗わずにそのままにしておくと

すべての秩序がそこから乱れ始めます

まず汚さが気にならなくなり

気持ちの上では片付けたり洗うのが

面倒になって

最後には散らかり放題の

汚れた部屋の完成です

何気ない小さな日常の綻びや

その人の心が持つ自制心の緩みは

やがては人生の荒廃に繋がっていく

「これくらいは まあいいか……」が

後々とんでもなく大きな禍に発展してしまう

このように私たちの日常の環境を

良好な状態に保つ上で

『割れた窓理論』の教えは

とても重要なことなのだと思います

以下は

中学生で父親を亡くし苦学して創業

売上高1兆円超の巨大企業

『日本電産』を

一代で築き上げた創業者

永守重信社長の言葉です

儲かっていない会社には

いくつか共通点があるのです

一つは社員の士気が落ちています

会社の士気が落ちていると

当然工場は汚いですよ

事務所も汚い

電話の応対がいいかげん

マナーがなっていない

つまり6S

整理 整頓 清潔 清掃 作法 躾

ができていないのです

いかがでしょう

社会生活における

相手を思いやる心

人と人とのコミュニケーションを

スムーズに進めるための潤滑油でもある

『マナー』

このマナーが充実している職場なのか

全く無頓着な職場なのか……

『割れた窓理論』の教えに

当てはまるのではないでしょうか

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マナーはうわべだけでなく
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呼び掛けられたときの『ハイ』という返事 あなたはできていますか…?

『ハイ』と爽やかに返事をすると
相手を気持ちよくさせます

こんにちは

『愛されマナー学』講師の平川直央子です

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【マナー講師 平川直央子】

お客様から 上司から 先輩から

あるいは同僚異性から

または一緒に暮らす伴侶から

呼びかけられたとき

そのときの「返事」について

考えてみたことはありますか

例えば

幼稚園の子どもに呼び掛けると

全員が元気よく

声を揃えて「ハーイ」と答えてくれますよね

呼び掛けた側としては

とても微笑ましく気持ちの良いものです

このように返事というのは

気配りの気持ちや

相手を敬う気持ちを表すもの

したがってこちらが『ハイ』と返事をすることで

あなたのお話を聞く用意ができています

という意思表示が相手に伝わります

その『はい』の返事が

気持ちよく爽やかであればあるほど

相手はその先の話がしやすくなり

きっとあなたに好感を持つことでしょう

そしてこのことは誰もが理解しているはず……

しかし理屈では理解できても

なかなか態度に表せないのが

この 人に呼ばれた時の

爽やかな『ハイ』という返事です

知っていることとできることは異なります

子どもが元気よくできるのに

大人になればなるほどできなくなる

自分が相手を呼び掛けたときや

なにかをお願いしたとき

「ハイ 分かりました」と

爽やかに返事されると

大変気持が良いものですよね

このように明るく元気で爽やかな返事は

仕事上のことだけに留まらず

社会生活における人間関係をも良好にする

特効薬であるというふうに私は思います

人は自分に敬意を払ってもらうと

悪い気がするはずがありませんよね

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人に呼ばれたら先ずその人の方に向き

その人の目をみて

明るく元気よく『ハイ』と答える

このわずか1秒もかからない

ちょっとしたことが

相手を最高に気持ちよくさせ

今後の人間関係を良好にするばかりでなく

あなたの評価も素晴らしいものになること

間違いありません

その事を認識していただき

職場でもプライベートでも

ぜひ習慣化することをおすすめします

すかさず相手の目を見て

『ハイ』と言えるように

またそこに

あなたのニッコリ笑顔を添えると

それはもう最高のコミュニケーションだと

思いませんか

『ハイ』と言う返事

出し惜しみすることなく

素直に爽やかに

どんどん発していきましょう 

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