和食のマナー 手皿はマナー違反ですか…?

和食のマナー 手皿について考える

こんにちは

『愛されマナー学』講師の平川直央子です

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【マナー講師 平川直央子】

お料理をお箸で口に運ぶとき

小皿の代わりに

食べ物の下に手を添えることはありませんか…?

これは『手皿』とか『お手ぼん』

というふうに言いますが

お箸から落としたときに

服やテーブルなどを汚さないように

やっている人は多いようです

女性がこれをすれば

一見 

上品なしぐさに感じないこともないですが

和食のマナーとしては

やってはいけないことなので

覚えておきましょう

取引先やお客さまとの会食の席では

特に注意が必要です

では

何故手皿は

マナー違反になるのでしょうか…?

手皿をするとタレ汁などが

手のひらにこぼれる可能性がありますね

もしこぼれた場合

その手はどうするでしょう…?

おしぼりで拭く

というのが一番ノーマルな考えだと思うのですが

この場合

おしぼりが汚れてしまいます

本来おしぼりは

食事をする前に手を拭くためのもの

それをタレなどで汚してしまうのは

決してスマートな食事マナーではありませんし

お店側にも迷惑をかけてしまいます

また

こぼれた後が汚らしくなったりすると

同席者に対しても

不快な思いをさせてしまうかもしれません

気心の知れた親しい間柄なら

手をペロリと舐める

などということも愛嬌かもしれませんが

取引先やお客さまが相手では

そういうわけにはいきません

前回の記事でも書きましたが
(前回記事 日本人はなぜ器を持って食べるのか…?
こちら♥から)

和食は基本的に

器を手に持っていただくのがマナーです

小皿にお料理を取り

それを手に持って受けるようにしましょう

手を小皿がわりにしないようにしましょうね

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グルメ番組などで

テレビでは毎日のように

リポーターが美味しいお料理を

紹介しています

番組内でも

手皿をしている人が多いのは事実ですから

一種当たり前のように

真似をしてしまいがちですが

決して上品な仕草ではないこと

認識しておいてくださいね 

マナーには

そうすること 

あるいはそうしてはいけないことの理由が

必ず存在します

和食のマナーのいろいろ……

直央子の『愛されマナー学』で

あなたもご一緒に

学んでみませんか 

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マナーはうわべだけでなく
その本質を学んでいただかなければ
意味がありません

直央子の『愛されマナー学』で

私 平川直央子と一緒に
見た目も内面も
最高にカッコいいあなた作りを
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日本人はなぜ器を持って食べるのか…?和食のマナーを学びましょう!

日本人が器を持って食べる理由

こんにちは

『愛されマナー学』講師の平川直央子です

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【マナー講師 平川直央子】

私たちが普段食事をするとき

お茶碗やお汁椀などの食器は

ほとんどの場合手に持って食べますね

これは和食のマナー 

作法のひとつとして

私たちの国では定着しています

ただ世界には様々な

食の習慣やマナーがありますので

器を持って食べることを

良しとしない国もあるようです

器から手で食べる手食や

ナイフ フォーク スプーンを使った食事も

器を持ち上げることはありません

日本と同じ

お箸を使う文化のお隣の韓国でも

器は置いたまま食べます

では

そもそも日本人は何故

器を持って食べるようになったのでしょう…?

これには諸説あるようですが

まず日本食は器を持った方が食べやすい

という説

懐石料理などで

低いお膳の前に座って食べる

ということをイメージしていただければ

解りやすいと思いますが

その場合

どうしても食器から

口もとの距離が長くなりますので

お箸で摘まんで食べ物を運ぶのが

難しくなってしまいますね

だからそれを補うために

「器を持つ」という動作が生まれたそうです

また日本ではお米が

主食として食文化をささえてきましたので

大切に食べなければいけないという

敬いの気持ちから

上に持ち上げることで

感謝の気持ちを表すという

まさに日本人らしい

繊細な考え方の食文化の証なのかもしれません

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お魚などが置かれてある平皿や大きなお鉢は

持つ必要がありませんので

何でもかんでも

持って食べるということではありません

基本的には

手のひらより小さな器は

持ち上げて食べるのが和食のマナーです

大きくてもお米が入っている丼や重箱などは

先の理由から持ち上げていただきます

器を持って食べる和食のマナー

器を綺麗に持って

お箸を上手に使い

食べ物を口に運ぶ一連の所作を

優雅にこなす人は

はたから見ていても

品位を感じます

そしてそれは

西洋人にはけっして真似のできない

日本に生まれ育った私たちが

大切にし 

身に付けたい

また多くのお子さまにも

受け継いでもらいたい

誇るべき食文化でもあるのです 

次回も和食のマナー

手皿はマナー違反ですか…?

についてお話しします

和食のマナーのいろいろ……

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ご一緒に学んでみませんか 

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「いただきます」と「ごちそうさま」を英語や外国語に訳せるの…?

『いただきます』と『ごちそうさま』ちゃんと言えてますか

こんにちは
『愛されマナー学』講師の平川直央子です

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【マナー講師 平川直央子】

レストラン 飲食店を格付けする
ミシュランガイドはご存じだと思います

そのミシュランガイドが

日本は世界のなかでも
トップクラスの美食の国

と評価しているそうですが

その理由は
和食の持つ独特の優美さだけではなく

私たち日本人が

食事をする前と食事を食べ終えたあとに
多くの人たちが言うであろう

「いただきます」と「ごちそうさま」

という感謝の言葉も

評価対象となったようです

この「いただきます」と「ごちそうさま」
という言葉

じつは英語にもフランス語にも
他の外国語にも存在しない

日本独特のものだということ
ご存じでしたか…?

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では
「いただきます」と「ごちそうさま」という言葉

これにはどんな意味があるのでしょう

私たち人間は
自らが生きるために
肉や魚 卵や野菜などを食べます

ようするに
自分の命を長らえ守るために

魚や動物や野菜の命をいただいている
ということですね

「いただきます」という言葉には
それらの命にたいし

申し訳ないという気持ちと
感謝の気持ちが込められているということです

従って
出されたものは

食べ残すことなく
キレイに

姿勢を正して
美味しく食べなければいけない

ということになりますね

次に「ごちそうさま」

最初の「ご」と最後の「さま」は敬語ですが

「ちそう」は漢字で書くと

「馳走」

これは走るという意味の漢字を二つ並べています

ひとつの料理が出来るためには
まず食材を育て作る人がいます

そしてその食材を運ぶ人
お店に並べる人

食材を買いに行く人
買いに行くためのお金を稼ぐ人
その食材を使って料理を作る人

たくさんの人が走り回って
私たちの前に料理として出されるのです

それら全ての人たちに
敬意と感謝の気持ちを持つ

だから「ご」や「さま」という字をつけて

丁寧に「ごちそうさま」と言う

他の国の言葉には存在しない

とても素晴らしい言葉なんです

「いただきます」と「ごちそうさま」を

感謝を込めてしっかりと言うことは

単に食事を
栄養補給の目的だけではなく

ひとつひとつの料理は
ここにたどり着くまでに

多くの尊い犠牲と恵みがある

これらを
改めて認識することに繋がると思います

私たちの国は
世界一飽食の国
と言われているそうです

ほとんどの人たちが
いつでも
お腹一杯に食べることができる

でも残食率(食品廃棄物)も世界一だそうです

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この地球上には
今現在も
飢えと戦っている人たちが
たくさんいるとお聞きします

なんと
日本人の出す食品廃棄物だけで

地球上の大半の飢えが救われるそうですよ

食べられることが当たり前と思わず

満足に食べられることを
幸せと感じること

それとともに

世界中でおこっている
飢えの事実もしっかり受け止め

それがゆえに

好き嫌いなく食べ残しをせず

健康を維持し楽しく生活するための

食生活を心掛けることも

飽食の国に生きる私たちに

あるべきマナーではないでしょうか

「いただきます」と「ごちそうさま」

の言葉の意味も含めて

大人が子供たちに

絶対に教えなければいけないことだと…

私は思うのです

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マナーはうわべだけでなく
その本質を学んでいただかなければ
意味がありません

直央子の『愛されマナー学』で

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