ワサビの食べ方の正しい方法とは?
こんにちは、
『愛されマナー学』講師の平川直央子です
マグロやハマチ、イカや伊勢海老などのお刺身は
日本人の大切な食文化の一つですね
お刺身といえば醤油とワサビが定番ですが……
あなたは、お刺身やお寿司などを食べるときに、ワサビをどのようにして食べていますか‥?
今回は知っているようで知らない、和食のマナー
そのなかの、ワサビについてお話ししたいと思います
ワサビをお醤油に溶かして、刺身をそれに浸けて食べる……というのが一般的な食べ方だと思うのですが
実は、これNGなんです
和食のマナー
これは茶道の作法に由来しているところがあります
本来茶道には、相手を尊重しあう『おもてなし』の心というものが根底にあり
それはお茶だけではなく、一緒に出されるお菓子やお料理の見た目の美しさ、盛られた器との調和
またお料理の取り分ける順番やお箸の使い方、
襖の開けかた締めかたなどにまで及びます
したがって『おもてなし』のなかで作られた時間や空間を、できるだけ崩すことのなく、相手に気持ちよく召し上がっていただくことが、古くから培ってきたお茶の作法、マナーだということ
小皿に入れられたお醤油にワサビを溶いてしまうと
見た目の美しさが損なわれてしまう
ワサビの持つ風味が溶かすことで失われてしまう
他の薬味で別の味を楽しむことができなくなる
などの理由からNGとされているのです
そもそも和食では提供されたもの同士を混ぜることが、基本的にマナー違反だと言われています
ワサビの正しい使い方とは
ではどのようにしてワサビを使うのが正しいのか?
まずお刺身の上に、好みの量のワサビを乗せます
次にワサビの乗ったお刺身をワサビを挟むように二つに折り、それからお醤油をつけて食べます
挟むのが面倒くさいかた……
刺身の片側にワサビをつけて、逆側にお醤油をつけていただきます
このようにすればワサビの風味もお醤油の味も楽しむことができ、何よりお刺身本来の持つ素材の旨味を損なうことなく、本当に美味しくお刺身をいただく事ができますので、是非ともお試しいただきたいと思います
こういった説明をすると、和食のマナーって堅苦しい、敷居が高い、自分の好きなように食べさせて!などと言われそうですが
マナーだから、これが礼儀だからという理由でこういった食べ方をするのではなく
提供されたものを一番美味しい食べ方でいただくことが、すなわちマナーだという解釈なのですね
先人の知恵や経験から生まれた作法……
そう、マナーには、それも含めてそうすることの理由が必ずあるのです
いかがでしょうか
和食のワサビの正しい食べ方
知っていて損はしない正式なマナー
ただそうは言っても
和食は残さずに楽しく食べるのが一番大事
気の合う仲間同士や、家族で食べるとき
自由に好きなように食べて大いに場を楽しむこと
これもマナー
絶対にこうじゃなければダメなんだ
という杓子定規な考えではなく
TPOに合った食べ方も
大事なマナーなんだと
私は思うのです
追記
私が一人で海鮮丼をいただくときには
ワサビを溶いたお醤油を上からぶっかけて
豪快に……
いっただきま~~す
あら……はしたなかったかしら……
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マナーはうわべだけでなく、その本質を学んでいただかなければ意味がありません
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私、平川直央子と一緒に見た目も内面も、最高にカッコいいあなた作りを目指してみませんか……
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