挨拶は分離礼で、でも同時礼ではダメなのですか……?

分離礼はどのようなシーンで使われる?

こんにちは。
『愛されマナー学』講師の平川直央子です。

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【マナー講師 平川直央子】

皆さんは分離礼ってご存知ですか……?

挨拶をするとき、一般的には「おはようございます」「ありがとうございます」などの挨拶言葉を言いながら頭を下げます。

すると、その言葉は地面に向かって言っていることになるので、相手への気持ちが充分に届かない……。

これを同時礼と言い、ビジネスシーンなどでは、良いとされていないようです。

そんな状況にならないように考えられた方法、
先に言葉を発し、あとから頭を下げる。

そういう流れだと、しっかりと相手の顔を見て、なおかつお辞儀もきれいにでき、心のこもった挨拶になる。
という考え方……これを分離礼と言います。

特にホテルや飲食店、会社の受付など、お客様をお迎えする、あるいはお見送りするシチュエーションのある場面では、この分離礼が適しているのかもしれません。

その他ではどのようなシーンで使われているのか……

マナー講座などで、接客の一つのマニュアルとしてお話しすることは多いのですが、
どうでしょう……あとは就職などの面接時のマナーとしてお教えしていることがあります。

お教えしていながらこんなことを言うのはどうかと思うのですが、私個人的には、男性女性を問わず分離礼をされることはあまり好きではありません。

自然に挨拶をするとき、人は言葉と動作を同じタイミングでするものです。

あくまでも個人的な考えですが、
敢えて言葉と動作を分けてしまうことで受け手側には不自然さが目立ってしまい、なんとなく良い印象を持てない……。

ビジネスシーンにおいて、特に初対面の挨拶などの
場合、すごくぎこちなく写ってしまうのです。

以前に企業研修の挨拶の仕方で、分離礼についてお話ししたことがあり、その挨拶の仕方を社長様がとても感心されたのですが……

その後は社員のかたたちに、どんなときでも分離礼を強制している……とお聞きし、私の説明不足を大いに反省したものです。

私が打ち合わせやミーティングなどで良く利用する、とあるホテルの方は、お客様に対し挨拶の角度を保ちながら、頭だけ下げずにお客様に最高の笑顔を見せていました。

挨拶のやり方自体は同時礼なのですが、同時礼の良くないところをカバーした方法、
床ではなくお客様のお顔をしっかりと見る…という点において分離礼を取り入れている。

すごく素敵で好感の持てる挨拶だなあ…と感心したものです。

分離礼は素晴らしい挨拶方法だと思いますし、否定するつもりはありません。

ただ、挨拶を形ばかりにこだわってしまえば、不自然なものになりかねません。

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気持ちを伝えたい時の姿勢、相手が心地よく思う挨拶、それはこちらの強い想いから自然と出てくるものだと思っています。

分離礼は、個々の挨拶向上を目指す上で、一つの方法、……こういうやりかたもある……と理解して取り入れていただければ…と思うのです。

形よりもまずは想いから…

そうすれば、あなたの挨拶は分離礼であれ同時礼であれ、より素敵なものになることでしょう。

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