キャビンアテンダント(CA)になるためにはどうしたらいいの…?
『愛されマナー学』講師の平川直央子です。
私が元シンガポール航空のキャビンアテンダント(CA)であることは前回のプロフィール記事でご紹介いたしました。
紹介記事はこちらから
「CAになるためにはどうしたらいいですか……?」
最近特にこういったご相談が増えてきています。
CAは昔と比べ労働条件が厳しくなっているとはいえ、いまなお、人気の職業であることは間違いないようです。
そこで今回、私の実際の体験や今でも親交のある同期、あるいは先輩後輩などから聞き及んだ知識、情報を基に、
CAを目指すあなたの手助けが少しでもできないか……という思いから
今年度(2017年)から新たに
『CAになるための講座』カリキュラムを開設しました。
航空会社が求める条件や、採用試験までに何を身に付けなければいけないか……など、より具体的にレクチャーしていく講座です。
「見た目が綺麗じゃないとCAにはなれないのでしょうね……」
こう思う方も多いかもしれません。
私よりももっと前の時代には航空会社によっては『容姿端麗』を応募条件に書かれていたこともあったそうですが、それは、海外旅行が庶民にとって高嶺の花の憧れであったときの大昔のおはなし……
今のように誰もが簡単に、しかも低価格で海外に行ける時代には、『頼りになる』『声をかけやすい』『明るくて何かを聞きやすい』など身近な存在の第一印象を企業は要求しています。
いわゆる企業の求める第一印象は、容姿端麗とは異次元のものであるということです。
見た目はもちろん無視はできませんが、人に対しての思いやりの心を持つための内面磨きを惜しまない、自信を持つ、会話や挨拶、立ち居振舞い、姿勢の訓練などで見た目や印象は驚くほど変わります。
ただ、もしあなたのCAになりたいという理由が、憧れの職業ブランドである、収入がいい……というだけのものであれば、最初にこれだけははっきりと申し上げておきます。
CAという職業は見た目の華やかさ以上に体力のいる過酷な仕事であるということ。
特に国際線では徹夜での乗務は当たり前ですし、時差や機内の気圧の変化で体調をくずすこともあるのです。
早朝からの勤務だって当然あります。
また、常に命の危険と隣り合わせの職業だということ。
ただ単にかっこよくてお給料もいいから……
で勤まる仕事ではない……ということを前もって理解しておいてください。
それともうひとつ、こんな方はCAには向きません。
SNSの影響で、『対面の会話をしなくなった』
という人たちが増えているようですが、特に一人行動が多く、仲間内の生の会話に入っていけない、消極的すぎて自分の意見を言えない……という方。
チームとして働くことの多いCAという仕事は、そのチームワークの中で、個々の役割を発揮していくものです。
したがって、チームとしての協調性、積極性、仲間への思いやりに欠ける方は、はっきりいって向いていません。
他の職業を選択されることを強くおすすめします。
色々とマイナス的なことも申し上げましたが、
たくさんのお客様と接することができ、またさまざまな国の文化にも触れる機会があり、そのことで自分自身をスキルアップしていく……
CAという職業はプライドの持てる最高のお仕事である……。
ということを最後に捕捉しておきたいと思います。
『キャビンアテンダント(CA)になるための講座』
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遠方の方、お時間のとりにくい方は、スカイプでのWeb講座もご利用いただけます。
直央子の『愛されマナー学』ホームページもあわせてご覧いただけると嬉しいです。
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