『割れた窓理論』でマナー教育の大切さを知りましょう
こんにちは
『愛されマナー学』講師の平川直央子です
あなたは
『割れた窓理論』
というのをご存じでしょうか
1980~90年代のニューヨークでのお話
この頃のニューヨークはとても治安が悪く
年間に60万件以上の犯罪が起きていたそうです
まさに アメリカ一の犯罪都市
中でも地下鉄は犯罪の巣窟で
恐喝 強盗 レイプ 殺人など
起こらない日はないくらいの荒廃ぶりでした
そのことに
頭を悩ませていた当時のニューヨーク市長は
犯罪学者ジョージ・ケリング教授の指導を受け
ある解決策を提示したそうです
その内容は
「地下鉄の落書きをすべて消す」
これを聞いた交通局担当者は
「落書きを消す?」
市長のやろうとしていることは
今まさに氷山にぶつかって沈没しそうな船の
甲板を掃除する……
というくらい馬鹿げた意味のないことだ!
それよりも、重犯罪の取り締まりを
強化するべきではないのか!
と半ば呆れた状態だったそうです
それでも徹底して落書きを消すことに終始し
すべての地下鉄の落書きを消し終わった5年後
犯罪が目に見えて減少し始めたそうです
『割れた窓理論』とは?
先述した犯罪学者ケリング教授が行った実験は
次のようなものでした
わざと車を放置してみます
⇒1週間は何も起こりません
次に窓ガラスを割って放置してみました
⇒直後に中の部品などが盗まれ始めます
最後にはすべての窓ガラスが割られ
そして車は破壊 されてしまったそうです
何も起こらなかった1週間と
破壊への道を歩き始めた1週間
その違いは
窓ガラスを1つ割っただけなのです
これが『割れた窓理論』です
市長が行ったのは
落書きという小さな犯罪を
徹底して無くすことで
やがて大きな犯罪をも減少させていく
逆に言えば小さな犯罪を放置しておけば
やがては大きな犯罪がはびこるもととなる
という理論に基づいた策であった
ということなんですね
私たちの日常においても
当てはまることが多々あります
例えばお部屋の片付けやお掃除
あとで片付ければいいと
その場に脱ぎ捨てたシャツや靴下
テーブルの上に放置された
スーパーの買い物袋やレシート
ほかにも食べ終わった食器やグラスなどを
洗わずにそのままにしておくと
すべての秩序がそこから乱れ始めます
まず汚さが気にならなくなり
気持ちの上では片付けたり洗うのが
面倒になって
最後には散らかり放題の
汚れた部屋の完成です
何気ない小さな日常の綻びや
その人の心が持つ自制心の緩みは
やがては人生の荒廃に繋がっていく
「これくらいは まあいいか……」が
後々とんでもなく大きな禍に発展してしまう
このように私たちの日常の環境を
良好な状態に保つ上で
『割れた窓理論』の教えは
とても重要なことなのだと思います
以下は
中学生で父親を亡くし苦学して創業
売上高1兆円超の巨大企業
『日本電産』を
一代で築き上げた創業者
永守重信社長の言葉です
儲かっていない会社には
いくつか共通点があるのです
一つは社員の士気が落ちています
会社の士気が落ちていると
当然工場は汚いですよ
事務所も汚い
電話の応対がいいかげん
マナーがなっていない
つまり6S
整理 整頓 清潔 清掃 作法 躾
ができていないのです
いかがでしょう
社会生活における
相手を思いやる心
人と人とのコミュニケーションを
スムーズに進めるための潤滑油でもある
『マナー』
このマナーが充実している職場なのか
全く無頓着な職場なのか……
『割れた窓理論』の教えに
当てはまるのではないでしょうか
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マナーはうわべだけでなく
その本質を学んでいただかなければ
意味がありません
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