『つまらないものですが…』と言って品物を差し出す本当の意味とは

品物を差し出すときに
『つまらないものですが…』というのは正しいの…?

こんにちは
『愛されマナー学』講師の平川直央子です

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【マナー講師 平川直央子】

マナーとは日常の社会生活において

良好な人間関係を作る潤滑油ですが

特に礼儀作法と聞くと

とかく堅苦しく考えがちです

でも決して特別なものではありません

相手を大切に思う気持ち

その想いを具体的に

言葉や態度で表現することが

礼儀作法の根源なのだと思います

礼儀作法には形があります

もちろん形にこだわることは大事ですが

「なぜそうしないといけないのか…?」

といった合理的かつ納得のいく理由を

理解しておかなければ

それは見せかけだけの

意味をなさないものになってしまいます

この理由を説明するのに

「相手を思いやる心」を抜きにはできません

たとえば

お互いに意味を理解しないまま

これって正しいの…?

と曖昧な気持ちで使用されている言葉の中に

品物を贈るときなどによく使う

「つまらないものですが……」という表現

日本では結構当たり前に発する言葉ですが

外国人には

なかなか理解できないことかもしれません

ストレートにとらまえると

「つまらない」ような品物を

なぜ私にくれるの……?と

よくよく考えれば

喧嘩になりかねないような表現ですよね

私たち日本人がそれを抵抗なく聞けるのは

言葉の深い意味はともかくとして

なんとなく謙虚にいってるんだなあ……

と相手の言葉を汲み取るからだと思います

でも更にその意味を知っておけば

贈る方 頂く方どちらも

より気持ちが良くなると思いませんか

この「つまらないものですが…」の意味は

私にとってはそれなりに高価で

素晴らしいものですが

普段からこういったものに慣れ親しんでおられる

あなたにとっては

それほど大した品物ではない

そんなふうに自分をへりくだり

相手を立てる

ということなのです

その意味をちゃんと理解して使う

お相手も理解して頂くということであれば

なんの問題もない正しい言葉なんですよ

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でもこれだけ品物が溢れかえっている

現代の世の中に

ご自分をへりくだるこういった言葉が

本当に必要なのでしょうか

お相手を立てることは大事なことでしょう

ただ自身をへりくだった表現を使うよりも

何故この品物を贈ろうと思ったのか

或いはこの品物はこんなところがすごいんです

そんな熱い想いの

説明の言葉を添えて差し出す方が

より心が通い会うような気がするのです

自分が選んだ品物を

自信を持ってプレゼントする

私が頂く立場なら

そちらの方が嬉しいかな… 

これこそが今時の

正しいマナーだと

私は思うのです

※喜ばれる贈り物(プレゼント)とは…?
贈り物のマナー

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意味がありません

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